その途端、震えなんて止まって
ドキドキと、心臓が激しく脈をうつ。
ドキドキは最上級。
秋がこんなこと、するなんて考えらんない!
秋は基本的にあたしにあんまり触れないから、こんな近い距離、初めてで戸惑う。
「…震え、止まった?」
秋の問いにあたしは全力で、首を縦にコクンコクン頷かせる
今、あたしの顔を覗きこまれたら困る。
きっと、真っ赤だなんてそんなレベルじゃないくらい。
「ん、じゃあ帰るか」
そのまま腕が離れたのに、背中に感触は残っててあたしを、まだドキドキさせる。
それでも
あたしを、こんなにさせた本人は至って普通の顔でした。


