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何を言っているんだろうか、俺は。


一人、静かな廊下を歩き思う。


まさかあんなことを言ってしまうなんてな。


だけど、カイヒにはやはり何かがある。


その確信が持てた。


カイヒがなんであろうと俺には関係ない。


そんなことはどうでもいいはずなんだ。


俺は決められたことに従うだけだから。


だが、知りたいと思った。


それがどういうことか。



「気付けて良かったんだよな。」



誰がきいている訳でもないが、呟く。


そうすることで気持ちを落ち着かせた。


終わりにしよう。


俺は俺の思った通りに生きよう。


だから。


帰ってこい、カイヒ。


俺はお前を待ってる。




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「トラ、行ってくる。」


「どうか無事で。」


「トラも。」
























ついに戦争が始まる。


僕がこっちに呼ばれた理由となる戦争が。


終わらせる。


終わらせて、真実を知って。


帰ろう、大切な人達のもとへ。