「お二人とも、こちらです」
先にカインを案内していたシルさんが、廊下の先で手を上げていた。
どうやら一番突き当たりの部屋らしい。
中は、古びてはいるけれど綺麗に手入れされている、こじんまりとした部屋だった。
奥に続くドアが開かれており、ベッドが置かれているのが見えた。
「生憎、ベッドは各部屋に一つしかありません。後でカウチと寝具を持ってきますので、それでご容赦願えますか」
「ああ、構わない。よろしく頼むよ」
「では」
シルさんが階段を降りていくのを確認して、カインが手近な椅子に腰を下ろした。
セルファは出窓に腰掛け、顎でベッドを指した。
「とりあえずカサネはそこに座りなよ。で、今晩は奥の部屋を使うといい」
「え? あたしが一番体が小さいんだから、カウチで構わないよ?」
「それだと、オレたちのどちらかと同じ部屋で寝ることになるよ? まあ、オレと一緒がいいっていうなら、カウチは断ってもいいけど」
「……すみません。奥の部屋、頂きます」
ぺこんと頭を下げると、セルファがあはは、と笑った。
「数が増えた……」
ぽつんとカインが呟いた。
「え?」
先にカインを案内していたシルさんが、廊下の先で手を上げていた。
どうやら一番突き当たりの部屋らしい。
中は、古びてはいるけれど綺麗に手入れされている、こじんまりとした部屋だった。
奥に続くドアが開かれており、ベッドが置かれているのが見えた。
「生憎、ベッドは各部屋に一つしかありません。後でカウチと寝具を持ってきますので、それでご容赦願えますか」
「ああ、構わない。よろしく頼むよ」
「では」
シルさんが階段を降りていくのを確認して、カインが手近な椅子に腰を下ろした。
セルファは出窓に腰掛け、顎でベッドを指した。
「とりあえずカサネはそこに座りなよ。で、今晩は奥の部屋を使うといい」
「え? あたしが一番体が小さいんだから、カウチで構わないよ?」
「それだと、オレたちのどちらかと同じ部屋で寝ることになるよ? まあ、オレと一緒がいいっていうなら、カウチは断ってもいいけど」
「……すみません。奥の部屋、頂きます」
ぺこんと頭を下げると、セルファがあはは、と笑った。
「数が増えた……」
ぽつんとカインが呟いた。
「え?」



