昼休み、あたしの席に繭がきた。 「みぃちゃん大丈夫なの?中橋先輩って、冬樹さんの元カノなんでしょ?」 あれから繭は、あたしの事を“みぃちゃん”と呼ぶようになった。 「大丈夫だよ。だって元カノでしょ?」 あたしは動じない。 「元カノだから危ないんでしょ!?」 そもそも、あたし冬樹くんが好きなだけで、付き合ってるわけじゃないし。