「倉科さん、もう上がっていいよ」 「はい」 休憩室に行き、帰る用意をした。 そこには同期の理宇ちゃんと、先輩の千葉さんが楽しそうに喋っていた。 話し掛けていいのかな… 何も言わずに帰るのもあれだしな。 「お疲れ様でした」 「お疲れさまー」 あたしは店の外に出た。