氷の姫君

「別にいいたくなくてもいいわ。でもそれはね、逃げているだけよ。」

「なに?」

「ダルジェはセーラさんの死を受け入れきれていないだけよ。認めたくないだけ。でもそれじゃ前に進めないんだよ!」

「お前になにがわかる。」

「っ!」

ダルジェは強い殺気を放ってきた。

「わからないわ!わからないわよ!だってなにも話してくれないもの!私だってセーラさんが好きよ?好きだからあなたの気持ちもわかれる気がするのよ!」

「・・・・。」

「もういい!勝手に感傷に浸っていれば?」

私はたまらない気持になり部屋の窓から飛び出した。