氷の姫君

「ん・・・・。」

私が目を開けるとダルジェが傍で手を握っており、レンさんとメルフェが心配そうな顔をして覗き込んでいた。

「月華!!目覚めたのね!!!!」

いきなりメルフェに抱きしめられた。」

「え?え?どうしたの?」

「月華ちゃん。よかった!君は2週間眠ったままだったんだよ?」

「え?」

「気分はどうだ?」

ダルジェがゆっくりと口を開く。
だけど表情は凄い私を心配してくれるという表情だった。