氷の姫君

「ねえダルジェ?」

「なんだ。」

「今度貴方に雪を見せてあげるね。」

「ああ。楽しみにしている」

「うん!」

「そろそろ中へ入ろう。」

「ええ。」

そう言って中へ入るとメルフェがダルジェにそっと耳打ちをした。

「月華。私は用事ができた。だからお前は先に湯に入って眠りなさい。」

「はーい。」

「でわ行きましょ月華。」

「うん。」

2人が湯へ行くのを見届けてからダルジェは出かけた。