氷の姫君

雪姫を初めて見かけたのは真実の森の湖だった。

俺らの村には真実の森の湖には雪女が現れるという伝説があった。
俺はそれを確かめる為に湖まで来た。

そこに君がいたんだ。

君は湖で水浴びをしていた。
着物から滴り落ちる水がまるで真珠のようで髪から滴り落ちる水がまるで星くずのようで俺は一目で恋に落ちた。

それから何度も君に逢いたくて湖へ行った。

そしてある日君を眺めていたらふいに君と目が合った。

そしたらこの世界に迷い込んでいた。

だけど迷いこめてよかったと思ってる。

そんな事を考えているとふいに雪姫が目をかすかに開ける。

「ん・・・・」

「起きた?」