氷の姫君

目を閉じたままの雪姫。
だけど私は自然と雪姫が喋っているのだと感じた。

「あの、私は月華です。」

“げっか・・・”

「はい。私雪姫様の加護を受けに参りました。」

“加護をうけたいならば私を・・・”

「私を?」

“殺して”

その瞬間雪姫は目を覚ました。
氷がひび割れる。