氷の姫君

あなたの困った顔が見たいわけじゃないの。

わがままばっかりだって分かってる。
だけどね。

いま素直にならなければ私はもう彼に逢えない。
直感が私に知らせる。

「お願い・・・・帰れって言わないで・・・。」

私は泣きながら彼に懇願する。

「月華・・・。」

またも切なげに彼が私の名前を呼ぶ。

ねえダルジェ?
私初めてこの世界に来てね恋を学んだの。

恋は時に人を弱くも強くもするよね。

だけどいまここで別れたくない。
せっかく想いが通じ合いかけたんだよ?