氷の姫君

「まあ、それ先ほどの内容以外にも書いていたのだがな。」

「え?なんて?」

ダルジェがおかしそうにこちらを眺めた。

「それより月華宛にも手紙があるぞ。」

「え?」

ダルジェは私に手渡してくれた。
私はおずおずとそれを開く。

「月華へ。
月華。これを読んでいると言う事はあなたは無事未来へ帰れたという事ね。私と出会ってくれて本当にありがとう。月華には幸せになって欲しいと思っているわ。だから自分の気持に正直に生きてね。あなたならダルジェと共に生きていけるわ。私の分も生きて幸せになってね。大好きよ月華。           セーラ。」

「っ・・・。」

読み終わった瞬間涙が溢れた。

ねえセーラ。
今は私はどうしようもなく貴女に逢いたいよ。

貴女と逢ってお話しがしたい。

長くは無い手紙。
だけどセーラの想いが沢山つまった手紙。

ねえ。私がダルジェが好きって知ってたいたの?
ああ。そうだ。セーラは人の気持が分かるのだものね。

あなたはどんな気持でこの手紙を書いたの?
私にはわからない。
だけどねセーラ。
あなたの想い無駄にはしないからね。