氷の姫君

「ええ。ねえダルジェ?私はずっと傍にいるよ。だから読んでみて?」

ダルジェはそっと手紙を開く。
そして読み終えたようで手紙を閉じる。

「なんて書いてあった?」

「私を愛してくれてありがとうと書いてあった。」

「そう。」

「ああ。私はやはり前に進まなければいけないな。」

そう呟いたダルジェは優しい表情をしていた。
ねえダルジェ?

あなたはもう前に進み始めているよ?
きっと気付いていないだけなんだね。