氷の姫君

「ダルジェ?セーラさんのお部屋にあった机は何処?」

私は前に進むための第一歩を踏み出そうとしていた。

「ああ。私の部屋だ。」

ダルジェの部屋。
私は意識をダルジェの部屋へ集中させて氷の箱を取り寄せる。

氷の箱が昔と変わらぬ姿で私の手の中に置いてあった。

「これは?」

私は霊力で蓋を開ける。

「セーラさんからあなたに向けた手紙よ。」

私はダルジェにそっと手渡す。

「セーラ、からの?」

ダルジェは困惑気味に見つめる。