〈ミルクの追憶〉(完)


あとがきより以下抜粋。

ふぅ、ヴィヴァルディとベートーベン。作中に登場する二曲を聴いていて突発的に思い立ったこの作品。

なんと、過去最短の一日で書き上げました。荒削り。そして節タイトルの乱暴さ。

ところどころ混ぜた名言なるものはすべてなるべく単純なものを。すべては最後のゲーテの言葉へつなげるため。

題材はたくさん使いましたね。

まずチェリーニのヴァイオリン。

そしてゲーテの「ファウスト」に登場するメフィストフェレス。

悪魔的な話や逸話が好きなもので。

それから「自己犠牲」と「自己放棄」に関するキリスト教の概念。

後者が反語の自殺に値しますね。

そしてなんといっても「ヴィヴァルディ(冬)」「ベートーベン交響曲第七番、第一楽章~二楽章」この二曲を作品のすべてにこめているので、知らない方は今一度聴いてみてください^^

クロエと二コラの想定は19歳前後。フランス人です。