「っ……」


「隠す必要はありません、人間は誰しも他人の自業自得を望みます。ああされたなら、こうなればいいと。実際にそれは起こりうるのですよ、自業自得は。

楽しいでしょう?あなたを痛い目に合わせた奴らが、同じ目に合っているのですから」


「これ、先生が?」


「ええ、女子たちの話に一部“塩”を盛り込んだだけで、あとは勝手に傷を付けあう。単純ですよねぇ、人間は」