笑ってしまう。負け犬の遠吠え以下だ。 あとは背中を向け、勢いに任せてボタンを外していく。 一分ジャスト。 夏川はシャツを脱いだ。 露わになった背中。肩を強ばらせている。 ブラ紐は淡いピンク色だった。丁度、いじめられた夏川がふきつけられたスプレーの色と同じく。 怖がっている――例えるなら、警戒する子猫のような気配を放つ背中に優しくタオルを当てた。