「二重人格なんじゃないの!!」 「まあまあ。若姐さん、落ち着いてください。病み上がりなんですから」 「病み上がりじゃない!私は、そもそも病気なんかしてないんだから!」 生死をさまよっただけよ! 「ねえ、晴彦。何で佑斗は、あんなに束縛するんだと思う?」 あまりにも腹ただしくて、興奮気味に詰め寄った。 「え~?それは、若姐さんが好きだからでしょ?」