それでも、いいや。 私を守ろうとしてくれてるのは、本当だし…。 「佑斗さ、いつ、ここを見つけてくれるだろうね?」 一人考え込んでいると、泰久は挑発する様に言ってきた。 もう、その手には乗らないから。 私は、泰久を無視すると、薄暗い天井を見上げた。 お願い。 絶対に、来ないでね。 ねえ、佑斗…。