やっぱり、ヤクザさんか…。 「仲間って事は、仲がいいんだ?」 「う~ん…。まあ、いい方かな?」 佑斗は、ほとんど目を閉じながら答えた。 「どこら辺に住んでるの?」 「S市」 S市って、隣町じゃん。 「近いんだね。けっこう有名?」 「有名、有名。家もバカデカイから、すぐに分かるよ…」 そう言い終わると同時に、佑斗は眠りについたのだった。