「~~~~っ!…………わかんねぇ………。」 「…………。」 朝、HR前の時間。 俺の隣の席で、大河が課題のプリントを前に唸っていた。 「………カナっ!!」 「…………?」 突然呼びかけられて、読んでいた文庫本を閉じて…大河に視線を向ける。 「…………教えろ…………。俺の脳には手に負えねぇ………。」 珍しくしおらしく、俺に向かって困り果てた顔をした。 「…………どれだ?」 聞けば苦い顔をした大河は 「……………全部。」 …………そう言ってぶすくれた顔でプリントを差し出した。