星がいつもより輝いています。

スアタが星の国に帰る日です。

女の子は夜になると家を飛び出し走ってスアタのところに向かいました。

スアタは星を見ながら女の子が来るのを待っていました。

「お別れのときが来たね……。」

女の子は悲しくて、悲しくて、ポロポロと涙が止まりません。


「泣かないで、泣かないで……また、会えるから……戻って来るから

だから、僕が戻って来るまで待っててくれる?」

女の子は泣きながらも笑顔をスアタに向けます。

「ありがとう……。3日しか、一緒にいなかったけど
君の優しさが,笑顔が,僕の心に届いたよ。

僕は君の事が大好きだよ。」


スアタは金色に輝きあっという間に空に消えていきました。


女の子は泣きながら
空を見上げていました。