そーっと下げてた顔を上げるととってもカラフルな頭と間抜けな顔がたくさん。


「………

お、女ぁぁ!?!?」


しばらくの静寂の後、突然叫ばれた。

女なんて何も珍しいこと……あ、あれ?


ゆっくり校長の方を見ると満面の笑みを返された。


「言ってなかったっけ?」


校長を睨み付けるとアタフタと慌てだした。


慌てるぐらいなら最初に説明しとけ!!

…なんて校長に言えないから黙って睨み続けた。


「わ、分かったって。
説明するから睨むなよ」


校長は降参とばかりに手をあげた。