「ねぇ君可愛いよね~」

「1人なら俺らと飯食いにいこーよ」


只今、絡まれてます。

大翔が教室で待っとけって言うから、自分の席で待ってるのに一向に来ないんですけど。


「いいじゃん、ね?」


いや…ね?、って同意を求められても困る。

どうしようか……

あたしが困り果てていると、


「さくちん!!」


やっと来た。

大翔はあたしに話しかけてた男達を空気の用に扱いあたしの腕を掴んだ。


「ほら、行くよ!!」


あぁ、なんてキラキラした笑顔なんだ。

大翔が女装したらきっとヤバいぐらい可愛くなると思う。