「伊織?なかないでよぉ」






「だってぇ・・・うぅっ」





「伊織さ、むしろ伊織のおかげで2位が取れたんだよ?」





「えっなんで?」





「ハプニングがあったからこそ私達はがんばれたんだよ?そう考えようよ」





「……れいらは前向きだね」






伊織は目に涙をいっぱいためながら笑った






「私には前向きっていうことしかとり得ないからね」





「んなことないよ!」





伊織に笑顔が戻った






よかった、伊織は笑ってるとこっちまで笑顔になる






はははっとわらいながら2人で応援席へと戻った