それでも、キミが好きなんだ




「えー?こんなに美味しいのに!」


「ありがとう。私、お母さんみたいに料理上手で優しいお母さんになるのが夢なんだ!」


お母さんは私の憧れの人です。


「美鈴ちゃんならきっとなれるよ!」


浩太君が言う。


「ありがとう、浩太君。」


小さな頃からの私の夢。



「桜沢、すっげー美味い。」


陸斗君が私に言う。


「あ、ありがとう…陸斗君。」


いつか、陸斗君以外の違う人を好きになっちゃうのかな。



そう思うと、胸が切なく痛む。


忘れられる事が1番なのに…



この気持ちをずっと大切にしていたいと思う私もいるんだ。


だめだなぁ…私は。



「陸斗ばかりずるいぞ!」


「浩太、うるせぇよ。だめだ、このサンドイッチは俺の。」


り、陸斗君…。



みんなでこんな時間を過ごせる事がすごくすごく嬉しいよ…。