それでも、キミが好きなんだ




分かってるんだ。


陸斗君の大切な人は
夏穂さん。



だけど


陸斗君と夏穂さんの名前を聞く度、胸は痛む。



私はずっと陸斗君の事、
好きでいるのかな。


どうしたら良いのかな。





「じゃあ、23日に!」


「あ、浩太君…マフラー…」


女子寮の前に着くと、私は浩太君にマフラーを巻く。


「あ、ありがとう…浩太君。」


「い、いえ!じゃあね。」


「ば、バイバイ。」


「またね。」


浩太君は男子寮に向かった。




「お腹空いたーっ。」


理世ちゃんは寮に入ると、言う。



「理世ちゃん、お昼ご飯一緒に食べよう!私、何か作るよ。」


「本当?美鈴の料理、大好き!」


「ありがとう。頑張って作るね?」



もう、冬休み。


色々あったけど、あっという間に一年は過ぎるんだなぁ。