それでも、キミが好きなんだ




「そ、そんなんじゃないから!」


「美鈴、顔赤いよ?」


「うっ…」


「美鈴?」


「私、どうしたら良いのかな。」


「美鈴…」


「だめだなぁ。諦めるとかもうどうしたら…」


「あたしは美鈴は諦めなくて良いと思うけどな。」


「へ?」


「だって好きなのは仕方ないし、どうしようもないんだよ。」


「そ、そっか…」


胸が切なく痛む。


どんどん好きになる。

それは止めようもない。



だめだなぁ…私は…





「で?陸斗。冬休みはどうするんだ?夏穂さんと二人で旅行とか…」


「ああ。クリスマスに別荘行くな。」


――ズキン。


そりゃ、そうだよね。



いちいち、へこんじゃだめだよ、私。


「何かやらしい!」


「お前はすぐそういう風に置き換えるな。」


「お、お前ばっかり幸せでずるい!分けろよ!」