「陸斗君…」
「べ、別に今は違うからな。今は逆に体調悪い時は一人のが良い。今の部屋は浩太がうるさくて落ち着かねぇし。」
「そっか。」
私は笑う。
「な、なぜ…笑う?」
「何でもない。ありがとう。本当は私、一人で心細かったんだ。だから…」
「…ったく」
「陸斗君?」
「お前といると調子くるう。」
「へ?」
「ほ、ほら!さっさと薬飲め!」
陸斗君は私の口の中に無理矢理、薬を入れる。
「に、苦い!」
私は水を慌てて飲む。
「良薬口に苦し。だよ。さっさと治せ。お前が…学校来ないとつまんないだろ。」
陸斗君…
「あ、ありがとう…」
何だか今日は陸斗君がいつもより身近に感じた。
「ほら、さっさと寝る事。」
「は、はい!」
ありがとう、陸斗君。
陸斗君のおかげで
もう心細くないよ。


