それでも、キミが好きなんだ




「あ、あの…」


「5分以内だ。頼む。すまないな。」


陸斗君はそう言うと、電話を切る。



「あの…陸斗君、誰に電話を?」


「ああ。執事だよ。普通の奴は風邪を引いたらお粥とやらを食べると浩太に聞いたからな。レシピを送るよう頼んでたんだ。」


「レシピって…陸斗君がお粥を作るの?」


「ああ。料理は初めてだが、何とかなると思う。」


「だ、大丈夫だよ!りんごとかで…そっちのが簡単だし…」


「だめだ。ちゃんと食え。俺に任せろ。多分、何とかなる。」


「け、けど…陸斗君に料理させちゃうのは悪いよ。」


慣れてない事するの大変なのに…。


「大丈夫だ。お前はたまには誰かに頼れよ。」


「陸斗君…」


「出来たら起こすから、さっさと寝ろ。」


「は、はい…」


陸斗君、優しいなぁ。



こんなに優しいから
陸斗君はずるいんだよ。