それでも、キミが好きなんだ




「38.2℃…?高いな。」


陸斗君が体温計を見て、言う。


「う、うん…」


「何か食ったか?」


「あ、さっき昨日のカレーを温めようとしてぶちまけちゃって…」


「バカ!病人は大人しく寝てろ。飯なら連絡くれれば俺が何とかしたのに。」


「け、けど…陸斗君は学校が…」


「そんなの気にするな。大体、風邪の時にカレーだと?ありえねぇだろ。」


陸斗君、怒ってる…。


「ご、ごめんなさい!」


「…ったく。お前は遠慮しすぎなんだよ。辛い時は誰かに頼れ。良いな?」


「は、はい。」


陸斗君…。



「とりあえず、食欲はあるか?」


「あ、うん…」


「じゃあ、待っとけ。俺が用意する。」


…え…


「り、陸斗君…大丈夫だから…」


「病人は寝とけ!良いな?」


「は、はい…」


文化祭の時もだったけど…



陸斗君はお父さんやお兄ちゃんみたいだぁ。