それでも、キミが好きなんだ



陸斗君のそのたった一言が私には嬉しい。


ちょっとでも私に興味を示してくれただけでも、嬉しい。



理世ちゃんに感謝だなぁ。





「や、やっぱりビリだったぁ。」


徒競走が終わると、私は言う。


「美鈴、ドンマイ!」


久々に出場した体育大会だけど、活躍はできなかったなぁ。


けど



今までで1番楽しい!


きっと、理世ちゃんと浩太君っていう友達がいて


陸斗君っていう好きな人がいるから。



だから、楽しければ良いんだ。





先生達の競技など、一年生の参加しない競技が終わると…


…あ…


リレーが始まる。


「じゃあ、あたし行くね!」


「うん!理世ちゃん頑張ってね!」


私が言うと理世ちゃんは笑ってリレーの列へ。



「俺も行かなきゃな。」


陸斗君もリレーの列へ向かおうとする。



…あ…


「り、陸斗君…頑張ってね!」


私は陸斗君に言う。