―――――― ―――――――― パーティーは滞りなく行われて、金を持て余している奥様方からいろんな物をいただいた。 花だったり、化粧品だったり、ブランド物のバックだったり。 形はそれぞれだが、あきらかに媚びが含まれた品に、亜美は笑顔で受け取った。 その日、化粧だけをバッチリ落として、疲れ果てた体に正直にそのまま眠った。 明日は一番大事な人に会いに行かなければならないんだから―…。