アイツが悪いんだ、だいたいね、あたしのことをなんだと思ってたんだ! もしかして、第二の恋人か? いや、恋人だとすら思っていたのかどうかも怪しい。 ってか、ここは日本なわけだから、一夫多妻制度はねぇっつの! ドンッ! 妄想に花を咲かせていたら、前を歩いている人に気がつがずぶつかってしまった。 「大丈夫?おねーさん」 誰がおねーさんだ! 顔を見ればイケメン。 だがしかし、チャラい。 うん、もうチャラチャラ。