亜美が仕事を手伝いだしたのは最近のことではない。 中学に入った頃には、父と一緒に社交の場におもむき、いろんな会社の人とパイプを作ってきた。 今ではもう、一人でそのような場所にいくこともある。 「はぁ、明日からヒッキーになるかな」 目指せ、完璧な引きこもり。 それを目標に掲げた亜美は、家に着くと、誰も居ないから簡単にご飯を食べて、すぐに眠った。 ―――――――――夏の反省 、