*優side* 「優、お前大学どうすんの?」 ヤバイ…完璧忘れてた。 もう、高3の冬がやってくる。 そして…大学入試を左右させる、模擬テスト。 「…」 「まさか…考えてなかった、なんて言うなよ」 「あははっ…」 「お前なぁ…」 直紀は「はぁー」とため息をついた。 直紀とつき合って、この部屋に居候し始め、3週間。 11月になった。