【完】愛する君と、




その後、何もなく、最後の夜を迎えた。


「ねぇ、ずっと思ってたんだけどさ、坂本って絶対優ちゃんに気があるよね!」

「それあたしも思ってた!」

「だよねー!」

「…は?」

夏海ちゃん、美羽ちゃん、千里、3人はキャキャと盛り上がっている。

「絶対そうだって! 今日だって、わざわざ送ってくれたんでしょー?」

夏海ちゃんにそう言われ、あたしは「まぁ…」と返した。

「坂本、結構カッコイイし、惚れないの?」

「全然」


惚れる…ありえないと思う。

そういう目で見た事がないし。