雨のち晴

















「ん?」














「あたし…」










































十夜の彼女になりたいんだけど。







































そう言いかけて、やめた。


















「ううん、何でもない!次、応援しなきゃ!」













「藤田も、出るしね」













空元気は、あたしにとって


必要なものだった。


そんなあたしを見て、


麗華は切なそうにして。


頭をゆっくり撫でてくれた。