「・・あぁ!!!もぅ!!!リサ!!もう、京真のことはやめとけって!!」
恭介くんがいきなりガバっと立ち上がり言った。
「リサ、京真の為に可愛くなろうっとか頑張ってんのにさ!京真は、女の前でリサのこと《彼女だ》って言わなかったりだし。おまけに女抱いてるし・・・
リサには京真は合わねぇって!!!」
恭介くんの言葉にビクっとする。
「ちょ・・ちょっと待て??
京真、今日だってリサっちの学校に・・・『オーーーーーーッス♪♪』
聞き覚えのある声があたしたちの会話を遮った。
「って、シュン!!お前何してんだ?!」
「何って、学校行ったら誰もいねぇし。んで、さっき京真に会ったから一緒に来ちゃった♪今、便所いってるけど♪」
「「け、京真もいるのか?!?!」」
ケンタくん、ヒロトくんが立ち上がる。
あたしは、《京真》という名前に身体を強張らせた。
恭介くんは、「信じらんね・・・」と呟いてまたあたしの横にドカッと座った。
「なんだ?お前らも来てたんだ?」
少し離れた所から京真の声がした。
久々に聞く京真の声・・・
会いたかった人の声なのに・・・今は耳に入れたくない・・・
「あっれぇ??その子・・・この間の恭介のぞっこんLOVEの子じゃん??」

