「あの・・・ 「あのさぁ、これからは朝、昼、学校帰りは絶対メールしろ。あと、寝る前も。学校帰りは極力俺と会うこと。いいな?」



「・・・・・・」


だから・・その理由を知りたいんだけど・・


あたしは黙って俯く。


すると急に両肩を掴まれ、グイっと広田君の方に向けられた。




・・・・・あっ・・・・・




初めて広田くんの顔をジックリ見た。


綺麗な力強い目・・すらっと通った鼻筋・・薄くて妖艶な唇・・


こんなかっこいい人・・はじめて見たカモ。


広田くんの視線にあたしは意識が朦朧とした。


呼吸をするのを忘れるくらい、広田くんに見惚れてしまっていた。


胸の奥からドキドキって音が波打つのがわかる。


・・なに・・なんか・・吐きそうなくらい胸が苦しいよ。




「りさ?返事は?」



「・・はい・・・」



あたしは無意識に返事をした。



「よし。ってことで、りさは俺の彼女だな。さっきの約束は守れよ。」