月物語 ~黒き者たちの宴~




くやしい。



変だったのはわかっていた。



怒りたいのに、そうはできそうもない。



この脱力感は、骨でも砕けたのだろうか。



暫く泣いた後、礼は遺体を引き取った医官のもとを訪れた。



礼が来たことに医官は驚く。



慌てて医官長がやってきた。