―どうする。 取り敢えずじじいどもの支持を仰ぐしかないか。 獅子はこっそりとその場所へ潜り込んでいた。 今見つかるわけにはいかない。 どうすることもできず、その場を去るしかなかった。 カタッ―――。 別の鉄格子から、金属のすれる音がした。 ―あそこは空のはずだが? 獅子は、用心深く近づいた。 ―おいおいおい。 「何であんたが?」 鉄格子から出した手で、男は獅子を掴んだ。 「どうか、どうか……を。」