月物語 ~黒き者たちの宴~




そしてもう一つ、礼を重圧するものがあった。



夢である。



何度も同じ夢を見た。



起きてみると、いつも大量の寝汗をかいている。



動機も激しい。



始めは気にしていなかったのだが、さすがにこう何日も同じ夢を見るのは気味が悪い。



彩夏に相談すると、思わぬ返答が返ってきた。



「新月に近づいておりますから。」



と、にっこり微笑まれて終了した。