朝議には欠かさず出ている。 相変わらず高官たちの目には、礼が写っていない。 初めこそそれが腹立たしかったが、実際意見を求められても困る。 自分では分からないことに、差して立腹するようなこともないと思い始めていた。 礼が朝議ですることは、承諾と許可だけだ。 「この日照りで、餓死者が後を絶たない。 雨乞いの儀を急いで行わなければ。」 金大好が言った。 礼は、この男がさして嫌いではない。 だが、かなり愚かだ。 はっきり言って、金のことしか考えていない。