まだ高校生だった羽美にとって、2時に起きるなんていうことはあり得なかった。 そんな時間まで起きていられたのは夏休みの宿題が終わらなくて徹夜した時と、大晦日ぐらいだ。 「親には内緒、だよ」 その響きがとても大人っぽくて、ほだされそうになる。 自分の眠気と海月の誘いを天秤にかけた結果、彼女は結局後者の方を優先させたのだ。 「う、うん、わかった…」 返事をするのにそれほど時間はかからなかったように思う。