*** 「羽美、最近海月と仲いいよね」 羽美のクラスでお弁当を一緒に食べていた砂名は、突然そう呟いた。 どうして海月のことを知っているのか、どうして自分と海月が仲のいいことを知っているのか。 いろいろなことを考えていたら、反応が遅れた。 その間から何かを感じ取ったのか、砂名はくすくすと笑った。 「私、海月と幼なじみなんだ」 「そうなの?」 幼なじみと言えば、一番恋愛対象になりやすい間柄ではないだろうか。 またしてもひとりでもやもやと悩む羽美に、砂名は笑ってしまう。