いつものように互いの家に親がいない夜に香織が夕飯を作りに来た




そしてまたいつものように俺の部屋でくつろいでる時ふと香織が言った




「そういえばこの前隆と電話してる時友達に彼氏？って聞かれちゃったよ。隆私のこと呼び捨てで呼ぶから中学の頃も噂あったよねぇ」




香織のそんなに嫌そうでもない声に俺は希望を抱いた




なぁ香織…
俺とそんな関係だと思われても嫌じゃないのか？




その少しの希望と何年分もの想いが俺を動かした




「その噂。今、本当にして見る？」








半ば強引だったと思う
だけどやっぱり今の関係を壊したくないとい思いよりも変えたいという思いのほうが強かった




そうして俺は今までよりも一歩踏み出した