私だけの年下彼氏

「香織の誕生日は、ちゃんと祝いたくてさ」




あ……




「ごめん隆っ…私、本当はっ…」




「知ってる。それより俺に謝らせて?…ごめん」




それは…何の謝罪?




一昨日のこと?
それとも…女の子のこと?




「あ、ちなみにそれ俺からだから」




そう指輪を指差して




箱から取りだし私の指に嵌めてくれた




「あ…ありがとう」




嬉しい…けど、会えなかったこととか、女の子のこととか




すっきりしない分素直に喜べない