「な…なによ。別にため息つかなくてもいいでしょー、隆に迷惑かけたわけじゃないんだから」




「おまっ…はぁー…男に囲まれてるお前見てどんだけ焦ったと思ってんだよ。しかも亮平のこと可愛いとか言うし自己紹介する時もあいつには笑顔だったし。亮平のくせに俺のに触ってんじゃねぇよ」




え?
もしかして自惚れてもいいのかな




これって…ヤキモチ?
もしかしてさっきのすねてたのも?




やばい…
顔がにやける




「なににやけてんだよ」




そういわれてもにやけるのを我慢できない




なんか…今日の隆は可愛すぎる




「ほら、早く買い物行くぞ」




そう言って隆の隣を歩くもまだ笑いはおさまらなかった




この時の私は全く気づいていなかったんだ
私に向けられた強い視線に…