無気力少年




「誰もお前の味方なんてしねぇと思ったからだよ」



「っ‥」



「クラスでも一際地味で、話すことが苦手。
中学が一緒の奴らは揃ってお前の事を“いじめられっ子”という。だからお前にした」



「誰でも、良かった、だろ‥」


「まぁな‥それにはじめは、からかうだけのはずだった」



そう言って目を伏せるドS野郎は悔しそうに前髪を掻きあげる



「からかうだけが何時からか手を出すようになった」


「どうして‥」



「俺がお前を殴っちまったからだよ」



「殴った‥って、あれは‥俺に非が、あったはず」



「あぁ、確かに不可抗力だった。だが、あいつらには手を出していいの合図だったみたいだ」



「そんな事、って‥」



何ちゅー都合のいい脳みそなんだ